今年も一年、本当にお仕事お疲れ様でした! 12月も後半になると、最後のビッグイベント「仕事納め」が近づいてきますね。
山積みのタスクを片付けながら、ふと頭をよぎるのが「年末の挨拶メール、誰にいつ送ればいいんだろう?」という悩みではないでしょうか。
- 「忙しい相手にわざわざメールを送ったら迷惑かな?」
- 「ありきたりな定型文だと思われたくないな…」
- 「そもそも、最終営業日に送るのが正解なの?」
そんな疑問をお持ちのあなたへ。 この記事では、相手の心に「温かい余韻」を残し、来年の仕事がもっとスムーズになる挨拶メールの秘訣を、コトバノモリ編集部が総力取材でまとめました。
この記事でわかること
- 【社外・社内別】失敗しない送信タイミングの「黄金ルール」
- スマホでも埋もれない! 開封率を上げる「件名」の作り方
- コピペOKだけど心が伝わる、相手別の厳選テンプレート
たかがメール、されどメール。「終わりよければ全てよし」と言うように、素敵な挨拶で今年を締めくくりましょう!
なぜ送る? 仕事納めメールを送る本当の意味とメリット
「忙しい年末に、形式的な挨拶なんて必要ないのでは?」と思う方もいるかもしれません。 しかし、仕事納めの挨拶メールは、単なるマナー以上の「未来への投資」なんです。
「終わりよければ全てよし」の心理効果
心理学に「ピーク・エンドの法則」という言葉があります。人は過去の出来事を判断する時、「最も感情が動いた時(ピーク)」と「去り際(エンド)」の印象で全体を評価する、というものです。
つまり、今年一年の間に多少のトラブルや行き違いがあったとしても、最後に丁寧で温かい挨拶ができれば、相手の中での「今年のあなたの印象」はグッと良くなるのです。
逆に、挨拶なしでフェードアウトしてしまうと、「あれ? 関係が希薄になったのかな?」と不安を抱かせてしまうかもしれません。
送る相手の優先順位リスト
とはいえ、名刺交換した全員に送る必要はありません。年末は誰しも時間が惜しいもの。以下のリストを参考に、優先順位をつけてみましょう。
- 【最優先】今年、特にお世話になった社外の担当者
- プロジェクトを共に進めた方、頻繁に連絡を取り合った方。
- 【優先】直属の上司・同じチームのメンバー
- 日頃の感謝を伝える絶好のチャンスです。
- 【できれば】ご無沙汰している重要なクライアント
- 「来年こそはご一緒したい」というきっかけ作りに。



優先度が低い相手(メルマガ的な一斉送信になりそうな相手)には、無理に送らないという選択肢もアリです。「BCCで一斉送信」は、事務的な印象を与えてしまい逆効果になることもあるので注意しましょう!
【絶対に外さない】挨拶メールを送るベストなタイミング
挨拶メールで一番悩むのが「いつ送るか」ですよね。 早すぎると「もう仕事終わったの?」と思われそうですし、遅すぎると見てもらえないかもしれません。
結論から言うと、社外と社内で「正解」は全く違います。
1. 社外(取引先)へ送る場合
- ベスト:相手の「最終営業日」の3日前 〜 1週間前
- リミット:相手の最終営業日の午前中
社外への挨拶は、「相手が余裕を持って読める時期」に送るのが鉄則です。 多くの企業では、最終営業日は大掃除や納会、社内挨拶などでバタバタしており、メールチェックがおろそかになりがちです。
例えば、相手の最終営業日が12月28日(金)なら、25日(火)〜26日(水)頃に送ると、ゆっくり読んでもらえる確率が高まります。「少し早いですが」と一言添えれば全く失礼ではありません。
具体的なスケジュール例(2025年末の場合)
- 12/22(月):送付リスト作成・下書き
- 12/24(水)〜25(木):【送信推奨期間】
- 12/26(金):ここまでに送り終えるのが理想
2. 社内(上司・同僚)へ送る場合
- ベスト:自社の最終営業日の「朝 〜 昼」
社内の場合は、「仕事納め当日」でOKです。 ただし、夕方(定時間際)は絶対に避けましょう! 多くの人が「早く帰りたいモード」になっていたり、急なトラブル対応に追われていたりします。
午前中のうちに「本年は大変お世話になりました。午後もバタバタするかと存じますので、早めにご挨拶させていただきます」と送るのがスマートです。
もしタイミングを逃してしまったら?
「気づいたら相手がもう休みに入っていた…!」 そんな時は、無理に年末に送らず、年明けの「新年の挨拶」に切り替えましょう。
休業期間中にメールを送ると、相手のスマホに通知がいってしまい、ゆっくり休んでいる時間を邪魔してしまう可能性があります。「気遣いができる人」でいるためにも、勇気ある「待機」も大切です。
開封率が変わる! 「件名」の付け方・鉄板ルール
年末、ビジネスマンの受信トレイは挨拶メールで溢れかえります。 その中で、あなたのメールを開封してもらうためには、「件名」の工夫が9割です。
悪い例 vs 良い例
多くの人がスマホでメールをチェックします。スマホのメール一覧で表示されるのは、最初の15〜20文字程度です。
- ❌ 悪い例:
年末のご挨拶- 理由: 誰からのメールか分からず、スパムやDMに埋もれてしまいます。
- ❌ 悪い例:
【重要】株式会社〇〇より、年末年始休業のお知らせとご挨拶について- 理由: 長すぎて、肝心の「誰から?」がスマホでは見切れてしまいます。事務的なお知らせに見えます。
- ⭕ 良い例:
年末のご挨拶(株式会社コトバノモリ 田中)- 理由: 「要件+社名+氏名」が最初の20文字に入っていて完璧です。
- ⭕ さらに良い例:
【御礼】本年の感謝と年末のご挨拶(株式会社コトバノモリ 田中)- 理由: 「御礼」とつけることで、「おっ、自分宛のメッセージだな」と感じさせます。
【コピペOK】そのまま使える件名パターン集
相手との関係性に合わせて、以下の件名を使い分けてみてください。
| 相手との関係 | 件名の例 | ポイント |
|---|---|---|
| 一般的な取引先 | 年末のご挨拶(株式会社〇〇 氏名) | 最も無難で失礼がない基本形。 |
| 親しい担当者 | 本年のお礼と年末のご挨拶(株式会社〇〇 氏名) | 「お礼」を強調して柔らかさを出す。 |
| 重要・特にお世話になった人 | 【御礼】〇〇プロジェクトの件/年末のご挨拶(株式会社〇〇 氏名) | 具体的な案件名を入れると開封率UP! |
| 社内の上司・同僚 | 【年末のご挨拶】本年もありがとうございました(氏名) | 堅苦しくなりすぎず、感謝を伝える。 |



件名に【重要】とつけるのは避けましょう。挨拶は大切なことですが、業務上の緊急トラブルのような「重要」とは意味合いが違います。相手をドキッとさせない配慮もマナーの一つですよ。
【社外・取引先編】相手との距離感別・挨拶メール例文
ここからは、そのまま使える例文をご紹介します。 ポイントは、「相手との距離感」に合わせて使い分けること。全て同じ文面だと、親しい人には「よそよそしい」と感じられてしまうからです。
1. フォーマル:一般的・重要取引先向け
失礼があってはいけない相手への「王道」パターンです。
件名:年末のご挨拶(株式会社コトバノモリ 田中)
株式会社〇〇 営業部 佐藤 様
いつもお世話になっております。 株式会社コトバノモリの田中です。
早いもので、本年も残すところあとわずかとなりました。 佐藤様には、本年も多大なるご支援をいただき、厚く御礼申し上げます。
特に、秋のプロジェクトにおきましては、 迅速かつ丁寧なご対応をいただき、大変助かりました。 おかげさまで無事に進行することができ、心より感謝しております。
来年も、貴社のお役に立てるよう、誠心誠意努力する所存ですので、 より一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
なお、弊社の年末年始の休業期間は以下の通りです。
【年末年始休業期間】 2025年12月27日(土)〜 2026年1月4日(日) ※新年は1月5日(月)より通常営業いたします。
期間中はご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。
末筆ながら、来年の貴社のご多幸をお祈り申し上げます。 どうぞ良いお年をお迎えください。
署名
2. カジュアル:親しい担当者向け
何度も顔を合わせている相手なら、少し堅さを崩して「親近感」を演出しましょう。
件名:本年のお礼と年末のご挨拶(株式会社コトバノモリ 田中)
株式会社〇〇 山田 様
いつもお世話になっております。 株式会社コトバノモリの田中です。
今年一年、山田様には公私ともに大変お世話になりました! 打ち合わせのたびにいただく的確なアドバイス、本当に勉強になりました。
来年もまた、新しい企画でご一緒できることを楽しみにしております。 相変わらず寒い日が続きますので、お体には気をつけてくださいね。
なお、弊社は12月26日が最終営業日となります。 新年は1月5日からスタートいたします。
メールにて恐縮ですが、年末のご挨拶とさせていただきます。 山田様も、どうぞ良いお年をお過ごしください!
署名
3. ご無沙汰している顧客向け
しばらく連絡していない相手には、「思い出してもらう」ことが目的です。
件名:年末のご挨拶(株式会社コトバノモリ 田中)
株式会社〇〇 高橋 様
ご無沙汰しております。 株式会社コトバノモリの田中です。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 その後、お変わりなくお過ごしでしょうか。
弊社では最近、〇〇の新サービスを開始いたしました。 来年は高橋様に改めてご案内できる機会があればと楽しみにしております。
(以下、休業案内と結びの言葉はフォーマル版と同じ)
【編集部直伝】テンプレ感を消す「魔法のワンフレーズ」集
コピペした文章は、どこか冷たい印象になりがちです。 そこで、テンプレートの中に「あなただけの具体的なエピソード」を1行だけ足してみましょう。それだけで、メールは一気に「手紙」になります。
- 具体的な感謝を入れる
- 「特に、〇〇の案件でトラブルが起きた際、すぐにフォローいただき救われました。」
- 相手の体調を気遣う(具体的)
- 「先日、風邪気味だと仰っていましたが、その後体調はいかがでしょうか?」
- 来年の抱負を共有する
- 「来年はご提案いただいた〇〇を実現できるよう、準備を進めてまいります。」
【社内・身内編】上司・同僚・部下への挨拶メール例文
社内メールは、形式よりも「日頃の感謝」と「労い」がメインです。
1. 上司・先輩へ:感謝と来年の抱負をセットに
件名:【年末のご挨拶】本年もご指導ありがとうございました(田中)
鈴木課長
お疲れ様です。田中でございます。
本年も残すところあとわずかとなりました。 鈴木課長には、この一年大変お世話になり、心より感謝申し上げます。
特に、先月のプレゼン資料作成では、 お忙しい中、遅くまでご指導いただき本当にありがとうございました。 あの時のアドバイスのおかげで、自信を持って本番に臨むことができました。
来年は、少しでも課長の負担を減らせるよう、 より一層業務に邁進する所存です。
寒い日が続きますので、ご自愛ください。 どうぞ良いお年をお迎えください。
署名
2. 同僚・チームメンバーへ:労いと連帯感を強調
件名:今年一年お疲れ様でした!(田中)
チームの皆さん(または個人名)
お疲れ様です、田中です! 今年も一年、本当にお世話になりました。
みんなのおかげで、繁忙期の12月もなんとか乗り切ることができました。 いつもフォローしてくれてありがとう。
年末年始はゆっくり休んで、リフレッシュしてください! また来年、元気な顔で会えるのを楽しみにしています。
良いお年を!
特殊ケース:社長・役員へは送るべき?
会社の規模によりますが、「普段直接会話をする関係かどうか」で判断しましょう。
- 数名〜数十名規模の会社: 送るのがマナー。
- 数百名以上の大企業: 直属の上司まででOK。社長に送っても見てもらえない可能性が高いです。
時代に合わせよう! チャットツール(Slack/Teams)での挨拶マナー
最近は「社内の連絡は全てチャット」という企業も増えています。 メールとチャット、どう使い分ければいいのでしょうか?
メールとの使い分け基準
- メール: 形に残したい正式な挨拶、目上の役員、社外の人。
- チャット: 直属の上司、チームメンバー、頻繁にやり取りする社外パートナー。
全体チャンネル vs 個別DM
- 全体チャンネル(#general や チーム部屋):
- 最終営業日の退勤時に「お先に失礼します。皆様、良いお年を!」と投稿するのは大正解です。スタンプでのリアクションも活発に行いましょう。
- 個別DM(ダイレクトメッセージ):
- 特にお世話になった上司や先輩には、全体投稿とは別にDMを送ると丁寧です。「みんなの前では言いにくい感謝」を伝えると喜ばれます。
スタンプや絵文字はどこまでOK?
- 社内: 基本的にOK! 🎉や🎍(門松)などで明るく締めくくるのは良いことです。
- 社外: 相手との関係性によりますが、普段からラフなやり取りをしているなら、過度でなければOK。ただし、目上の相手には文章メインが無難です。
意外と悩む! 「挨拶メールが来た」ときの返信マナー
逆に、相手から先に挨拶メールが届くこともあります。
返信は必要? 不要?
結論、「返信するのがマナー」です。 「読んで終わり」ではなく、「こちらこそお世話になりました」と返すことで、コミュニケーションが完結します。
「返信不要」と書かれていた場合
件名や本文に「返信不要です」とあっても、目上の相手や取引先なら、短く返信するのが無難です。 「お気遣いありがとうございます。確認いたしました。〇〇様も良いお年をお迎えください」と一言返すだけで、印象は全く違います。
そのまま使える返信テンプレート
件名:Re: 年末のご挨拶(株式会社〇〇 氏名)
株式会社〇〇 〇〇 様
いつもお世話になっております。 株式会社コトバノモリの田中です。
ご丁寧な年末のご挨拶をいただき、誠にありがとうございます。 私の方こそ、本年は〇〇様にご尽力いただき、感謝してもしきれません。
(ここから、相手への感謝や休業案内を続ける)
送る前の最終確認! 失敗を防ぐチェックリスト
送信ボタンを押す前に、最後のチェックをしましょう!
- 宛名は合っていますか?
- 特に(斉藤・斎藤・齊藤)(渡辺・渡邊)などの漢字ミスは致命的です。
- 会社名・部署名は最新ですか?
- 最近社名変更や部署異動がなかったか再確認。
- 「休業期間」の日付は正しいですか?
- 曜日や年号(2025年→2026年)の間違いに注意。
- BCCとCCを間違えていませんか?
- 一斉送信するなら必ずBCC! CCにすると全員のアドレスが見えてしまい、情報漏洩になります。
まとめ:温かい言葉で一年を締めくくろう
仕事納めの挨拶メールは、一年の業務を締めくくる最後の仕事です。
少し手間に感じるかもしれませんが、あなたのその一本のメールが、受け取った相手を温かい気持ちにし、「来年もこの人と仕事をしたいな」と思わせるきっかけになります。
堅苦しいマナーも大切ですが、一番大切なのは「ありがとう」という感謝の気持ちです。 ぜひ、ご紹介したテンプレートを自分なりにアレンジして、あなたらしい言葉で一年を締めくくってください。
それでは、素晴らしい年末年始をお過ごしください!
よくある質問(FAQ)
Q1. 相手の最終営業日がわかりません。いつ送ればいい? A1. その場合は、一般的な「12月25日〜28日」の間に送れば問題ありません。「貴社の最終営業日が分からず、早いご連絡となってしまいましたら恐縮ですが」と一言添えれば完璧です。
Q2. クリスマス(12/25)に送ってもいいですか? A2. はい、大丈夫です! むしろ「メリークリスマス」と添えることで会話が弾むこともあります。ただし、外資系企業の場合はクリスマス休暇に入っている可能性が高いので注意が必要です。
Q3. 喪中の相手に「新年の挨拶」をしてもいい? A3. 年末の挨拶(「お世話になりました」「来年もよろしく」)は問題ありませんが、文中で「おめでとう」「祝う」といった言葉は使いません。「良いお年を」も避けた方が無難と考える人もいるため、「来年もよろしくお願いいたします」で締めると安心です。
Q4. 一斉送信(BCC)で送られてきたメールに返信すべき? A4. 基本的には不要ですが、今後関係を深めたい相手なら、個別に「(BCCへの返信ではなく新規作成で)ご連絡ありがとうございます」と返すと、他と差がつきます。
Q5. 28日の夜中にメールを送ってもいい? A5. 深夜の送信は避けましょう。相手のスマホ通知を鳴らしてしまう可能性があります。どうしてもその時間しか書けない場合は、メールソフトの「予約送信機能」を使って翌朝に届くように設定しましょう。

