「お礼メールを書かなきゃ…でも何を書けばいいかわからない」そんな時に使える、すぐコピペOKの文例集+送信マナー+“ちょうどいい丁寧さ” をまとめました。
- 打ち合わせ・商談・飲み会・友人へのお礼まで幅広くカバー
- すぐ使えるテンプレ形式&語尾バリエあり
- 送信タイミング・件名・返信パターンも一目でわかる
この記事を読めば、「とりあえず送らなきゃ…」の焦りがなくなります。
お礼メールの基本構成と4ステップ要素
要旨(約130字):
お礼メールは“型”さえつかめば誰でもすぐ書けます。
基本は「件名→挨拶→お礼の内容→締め」の4ステップ。
本文ではそれぞれの要点と、今すぐ使えるテンプレを紹介します。
件名の書き方:一目で用件が伝わる3パターン
件名は“読む前に目的が伝わる”のが理想。
「誰から・何のお礼か・いつ」が入っていればOKです。
件名テンプレ:
【お礼】◯月◯日の打ち合わせについて(株式会社◯◯・山田)
◯月◯日 ご訪問のお礼(株式会社◯◯・山田)
昨日の会食、ありがとうございました(山田)
ポイント:
- 「お礼」+日付+内容で迷わせない
- 相手の名前は入れない(件名が長くなりすぎるため)
- 件名に「Re:」が残っていても問題なし(丁寧に整えると好印象)
挨拶・導入文のコツ:名乗り+要点を一文で
メールの最初は「名乗り」と「何のお礼か」を簡潔に書きます。
ここが長すぎると全体が重くなるので2文以内が理想。
例文(コピペOK):
株式会社◯◯の山田です。
昨日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
お話しできた内容がとても参考になりました。
先日はお打ち合わせの機会をいただき、心より感謝いたします。
短い時間でしたが、多くの学びがありました。
柔らかめに言いたい場合:
昨日はありがとうございました!
直接お話しできてとても嬉しかったです。
お礼の具体内容をどう書くか:相手の行為を明確に
お礼メールの「中身」は、“何に対して感謝しているか”を具体的に。
ただ「ありがとうございました」では抽象的すぎるため、相手の行動を一文で入れましょう。
例文バリエーション:
丁寧にご説明いただいたおかげで、商品の理解が深まりました。
ご提案内容をぜひ社内でも共有させていただきます。
◯◯の件でご対応くださり、本当に助かりました。
今後も引き続きよろしくお願いいたします。
素敵なお店を手配してくださり、ありがとうございました。
楽しい時間を過ごせて嬉しかったです。
先日は急なお願いにもかかわらず、ご対応いただきありがとうございました。
おかげでスムーズに進めることができました。
締めの言葉・次へのつなぎ方:印象を残す一文
最後は「今後もよろしく」「またお会いできるのを楽しみに」など、
関係を続けたい気持ちを一言添えると印象アップ。
締めの言葉テンプレ:
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
またお会いできる日を楽しみにしております。
取り急ぎお礼まで申し上げます。
引き続きよろしくお願いいたします。
カジュアル寄りの締め方:
またぜひお話しできるのを楽しみにしています!
今後ともどうぞよろしくお願いします。
お忙しい中、本当にありがとうございました!
シーン別お礼メール例文テンプレ集(コピペOK)
打ち合わせ・商談後のお礼メール
💼ビジネス丁寧調
件名:◯月◯日 打ち合わせのお礼(株式会社◯◯・山田)
株式会社◯◯
営業部 ◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の山田です。
本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。
ご提案いただいた内容を社内でも共有し、前向きに検討させていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
――――――
株式会社△△
営業部 山田花子
mail@example.com
――――――
🙂カジュアル調
件名:昨日はありがとうございました!(山田)
◯◯様
昨日は打ち合わせのお時間をいただき、ありがとうございました!
お話を聞けてすごく参考になりました。
また次回もぜひよろしくお願いします。
来社・訪問後のお礼メール
💼ビジネス丁寧調
件名:ご来社のお礼(株式会社◯◯・山田)
株式会社◯◯
◯◯様
先日はご来社いただき、誠にありがとうございました。
遠方よりお越しいただき感謝申し上げます。
ご説明いただいた内容を参考に、社内で検討を進めてまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。
🙂カジュアル調
件名:ご訪問ありがとうございました!
◯◯様
昨日はご来社いただきありがとうございました!
直接お話しできて嬉しかったです。
また次の打ち合わせでも、ぜひよろしくお願いします。
飲み会・会食後のお礼メール
💼ビジネス丁寧調
件名:昨晩の会食、ありがとうございました
株式会社◯◯
◯◯様
昨日はご多忙の中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
終始和やかな雰囲気でお話しでき、大変有意義な時間となりました。
今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。
🙂カジュアル調
件名:昨日はありがとうございました!
◯◯様
昨日はご一緒させていただき、ありがとうございました!
楽しい時間を過ごせて本当に嬉しかったです。
またぜひ食事でもご一緒できたら嬉しいです!
プライベート/友人・先輩向けのお礼メール
💬フランク調
件名:昨日はありがとう!
〇〇先輩
昨日はごちそうさまでした!
話せてめちゃくちゃ楽しかったです。
また近いうちにご飯行きましょう〜!
💬少し丁寧寄り(社会人向け)
件名:昨日はありがとうございました!
◯◯先輩
昨日はお忙しい中、お時間いただきありがとうございました。
たくさんお話できて嬉しかったです!
またお会いできるのを楽しみにしています。
・相手との関係に応じて「〜ありがとうございました」⇄「〜感謝しています」で調整
・社外:丁寧調ベース、社内・友人:カジュアル調が自然
・定型化せず、「話せて嬉しかった」「学びがありました」など具体化が印象UP
カジュアル⇔丁寧の言い換え・語彙リスト
丁寧さは保ちつつ、重くなりすぎない表現を揃えました。「ありがとうございます」以外の感謝語、クッション語、語尾のバリエを用意。ビジネス敬語⇄やわらか表現の対応表で、相手や距離感に合わせて微調整できます。
定番敬語のカジュアル置き換え
そのまま使える対応表:
恐れ入ります → すみませんが/よろしければ
差し支えなければ → もし可能でしたら
恐縮ですが → お手数ですが/よかったら
ご教示ください → 教えていただけますか?
ご足労いただき → 来てくださって
感謝申し上げます → 本当にありがとうございます/助かりました
例文差し替え:
ご教示いただきありがとうございました。
→ 教えていただき、本当に助かりました。
お力添えに感謝申し上げます。
→ ご協力いただき、ありがとうございます。
「〜していただき」⇄「〜してくれて」の使い分け
- 社外・初対面:〜していただき、ありがとうございます。
- 社内・親しい相手:〜してくれて、ありがとう!(語尾はやわらかめ)
置換テンプレ:
◯◯のご対応をしていただき、ありがとうございます。
→ ◯◯の対応、してくれてありがとう!
資料をご確認いただき助かりました。
→ 資料見てくれて助かったよ!
語尾・クッション語の型(温度感を微調整)
クッション語:
よろしければ/差し支えなければ/可能でしたら/念のため/お手数ですが
丁寧〜やわらかの語尾セット:
よろしくお願いいたします。
→ よろしくお願いします。
→ よろしくです!/お願いします!
ご確認いただけますと幸いです。
→ ご確認いただけると助かります。
→ 見てもらえると助かります!
“強すぎない感謝”の言い回し:
心より感謝申し上げます。
→ 本当にありがとうございます。
→ ありがとうございます、助かりました!
- 社外/初対面=「いただき」系+です・ます
- 社内/近い関係=「してくれて」系+です・ます or 常体
- 感謝+具体(何が助かったか)を必ず一文添える
送るタイミング・件名・マナーのチェックリスト
ベストな送信タイミング
| 状況 | 理想タイミング | 一言添えると丁寧な文例 |
|---|---|---|
| 打ち合わせ・商談後 | 当日中 or 翌営業日の午前中 | 「本日はお忙しい中ありがとうございました。」 |
| 来社・訪問後 | 当日中 or 翌日の午前 | 「昨日はご来社いただき、ありがとうございました。」 |
| 飲み会・会食後 | 翌日午前(遅くとも24時間以内) | 「昨晩は楽しい時間をありがとうございました。」 |
| 返信お礼メール | できるだけ早く(当日中) | 「お心遣いいただきありがとうございます。」 |
24時間以内が理想。
夜遅く(21時以降)は避ける。→翌朝9時以降に送信が◎
休日に会った相手へは“翌営業日朝”が最も無難。
件名・宛名・CC/BCC・署名の整え方
件名チェックリスト:
- 用件が一目でわかる(例:【お礼】◯月◯日の打ち合わせ)
- 社名・自分の名前を末尾に入れる
- 「Re:」が残っていてもOK(会話の連続性がわかるため)
宛名チェックリスト:
- 部署名+名前+「様」または「各位」
- 誤字(特に人名・社名)を必ず再確認
CC/BCC・署名チェック:
- 上司にCCする場合、宛名は相手+上司
- 署名に「会社名・部署・氏名・電話番号・メール」を明記
- 私用アドレスの場合、署名は簡潔に(名前のみでも可)
よくあるミスと回避法
| ミスの例 | 改善ポイント |
|---|---|
| 名前の漢字を間違える | メール作成前に名刺・メール履歴で再確認 |
| 違う宛先に送る | “宛先確認”を最終クリック前に必ず実施 |
| 敬語が過剰(「ごご協力」など) | 一度声に出して読むと違和感に気づける |
| 引用文が長すぎる | 重要部分のみ残して不要箇所を削除 |
| 件名が「Re:Re:Re:」だらけ | 新規作成に切り替えるとスッキリ |
- 「お礼」はスピード重視。翌朝9時までが目安。
- メール送信前は“宛名・件名・誤字・引用・署名”の5項目をチェック。
- 形式を整えるだけで、内容以上に誠実さが伝わる。
返信版お礼メール・“お礼にお礼”の返し方
相手からお礼が来たときは、重ねて感謝しすぎず“要点+次の動き”を短く返すのが基本。
件名はRe:のままでOK。遅れた際のフォロー文や、社外・社内・友人向けの即返しテンプレを用意しました。
返信構成の型(結論一行→補足→次アクション)
- 感謝の受け止め
- 要点の一言(学び・助かった点)
- 次アクション/連絡方針
ご丁寧にありがとうございます。
本件、◯◯の点が特に参考になりました。
次回は◯/◯(火)までに資料をお送りします。
返信テンプレ(ビジネス/社内/友人)
ビジネス(社外)
件名:Re: ◯月◯日のお礼(◯◯株式会社・山田)
◯◯様
ご丁寧にありがとうございます。こちらこそ貴重なお時間をいただき感謝しております。
次回の打ち合わせ候補を◯/◯(火)午前でご提案いたします。ご都合いかがでしょうか。
社内
件名:Re: 先日の件
◯◯さん
わざわざありがとう!◯◯の整理がめちゃ助かりました。
続きは共有フォルダに追記しておくね。足りないところがあれば教えてください。
友人
件名:Re: 昨日はありがとう!
◯◯へ
こちらこそありがとう!すごく楽しかった。
また来週あたり時間あればご飯行こう〜。候補日送るね!
遅れた時のフォロー定型
返信が遅くなり失礼しました。
ご丁寧なご連絡をありがとうございます。
◯/◯までに◯◯をお送りします。以後、気をつけます。
FAQ(よくある質問)
- お礼メールはいつ送ればいい?
-
当日〜翌営業日午前中が基本。夜遅い場合は翌朝9時以降に。
一言テンプレ:本日はありがとうございました。取り急ぎお礼まで失礼いたします。 - お礼メールの件名はどうすればいい?
-
【お礼】+日付+用件+(社名・氏名)でOK。
例:【お礼】◯/◯ 打ち合わせについて(株式会社△△・山田) - 定型文のままだと印象が悪い?
-
定型+一文の具体化で十分。
例:ご対応ありがとうございました。◯◯の事例が特に勉強になりました。 - 長文のお礼メールは失礼?
-
長文は読まれにくい。3〜6行を目安に。要点→次アクションで締める。
- 友人向けお礼メールはどう書く?
-
ありがとう+感じたこと一言+次の誘い。
例:昨日はありがとう!話せて元気出た。また近いうちにご飯行こう〜 - お礼メールに返信は必要?
-
もらったら短く返すのが礼儀。
例:ご丁寧にありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
使い方ガイド(自分の言葉に直すコツ)
テンプレは“骨組み”。「相手の行為/自分の学び・助け/次の動き」の3点だけ自分ごとに差し替えれば自然に伝わります。語彙の置換リストとNG→OK改善例で、最短で仕上げましょう。
置換しやすい語彙リスト
- 行為:ご対応/ご提案/ご配慮/手配/ご来社/ご紹介
- 学び:参考になった/勉強になった/理解が深まった/助かった
- 次の動き:共有します/確認します/ご連絡します/資料送付します
NG→OK改善例
NG:昨日はありがとうございました。以上です。
OK:昨日はありがとうございました。◯◯の事例が特に参考になりました。◯/◯までに資料を共有します。
NG:また機会があればよろしくお願いします。
OK:また◯/◯(水)にお打ち合わせの機会をいただけますと幸いです。ご都合いかがでしょうか。
送信前ミニチェック(5秒)
- 宛名・社名・名前の漢字
- 件名に「お礼+日付+用件」
- 感謝+具体一文+次アクション
- 誤字・引⽤の整理
- 署名の有無

