LINEで年賀状は失礼?相手別マナーと例文

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年賀状はLINEでOK?

「新年の挨拶、LINEで済ませたいけど、マナー違反かな?」

「友達にはいいけど、上司に送るのは失礼?」

年末年始、こんなふうに迷ったことはありませんか?

便利なLINEですが、伝統的な「年賀状」の代わりにするには、少し勇気がいりますよね。特に、目上の方へ送る場合は「失礼にあたらないか」「どんな文章なら大丈夫か」と悩んでしまうものです。

この記事では、LINEで新年の挨拶を送る際の基本マナーから、相手に合わせた具体的な例文まで、わかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • LINEで新年の挨拶を送るのが「OKな相手」と「NGな相手」
  • 失礼にあたらない、ベストな送信タイミング(いつ送るか)
  • 【相手別】そのまま使える丁寧な例文と、スタンプ選びのコツ
目次

LINEで新年の挨拶は失礼? 押さえておきたい基本マナー

新年の挨拶をLINEで送る場合、最も大切なのは「相手への配慮」です。はがき(年賀状)と違い、LINEは手軽なぶん、カジュアルすぎると失礼にあたる可能性があります。まずは基本マナーを確認しましょう。

【重要】送る相手との「関係性」がすべて

LINEでの挨拶がOKかどうかは、相手との普段の距離感で決まります。

  • 送っても良い場合(推奨)
    • 普段からLINEで頻繁にやり取りしている友人、家族、親戚
    • 職場の親しい同僚、先輩(ただし関係性によります)
  • 避けたほうが無難な場合(注意)
    • 上司、役員、取引先など、礼儀を重んじるべき目上の方
    • あまりLINEで連絡を取らない親戚
    • (特に)普段はがきで年賀状のやり取りをしている相手

LINEで送る場合のチェックポイント

もし送るか迷ったら、以下の点をチェックしてみましょう。

  • □ 相手と普段からLINEで雑談や業務連絡をしているか?
  • □ 相手がLINEの操作に慣れているか?
  • □(相手が目上の場合)堅苦しいマナーを気にしないタイプか?
  • □ 昨年もLINEで新年の挨拶をくれたか?

「一斉送信」は避けるのがマナー

LINEには複数の人に一度に送れる機能がありますが、新年の挨拶で使うのは避けましょう。「まとめて送られた」と分かると、相手はあまり良い気持ちがしません。

スタンプや画像だけでもOK?

  • 友人・家族: スタンプだけでもOKです。
  • 目上の人・同僚: スタンプだけ、画像だけは失礼にあたる可能性が高いです。必ず「テキスト(お祝いの言葉や一言)」を添えましょう。
コトクマ

大切なのは「手軽さ」ではなく「気持ち」です。はがきの年賀状が「わざわざ書いて送る」ことに価値があるように、LINEでも「あなたのことを思って送りました」という一言がマナーの基本ですよ。

LINEで新年の挨拶、いつ送るのがベスト?

タイミングも重要なマナーの一つです。

ベストタイミングは「元旦(1月1日)の午前7時~お昼頃」

最も一般的なタイミングです。多くの人が起きて、スマホをチェックする時間帯であり、新年の清々しい雰囲気の中で読んでもらえます。

0時ぴったり(フライング)は避けるべき?

年が明けた瞬間の「あけおめLINE」は、友人同士なら盛り上がりますが、目上の方にはNGです。

  • 理由1:通知で睡眠を妨げる可能性があるため
  • 理由2:カジュアルすぎる(浮ついた)印象を与えるため

遅くとも「三が日(1月3日)」までに送ろう

新年の挨拶は、できるだけ早く送るのが礼儀です。もし元旦に送れなくても、1月3日のうちには送りましょう。

もし「松の内(1月7日)」も過ぎたら?

三が日を過ぎ、一般的に「松の内」と呼ばれる1月7日も過ぎてしまった場合は、「寒中見舞い」として送るのがマストです。(この場合「あけましておめでとうございます」は使いません)

【方法別】LINEでの挨拶、どう送る?

送り方には3つのパターンがあります。それぞれの特徴を知って、相手に合わせて使い分けましょう。

1. スタンプ(手軽さ◎、丁寧さ△)

  • メリット: 手軽で、お正月気分を演出しやすい。
  • デメリット: 相手によっては「スタンプだけ?」と素っ気なく感じる。
  • おすすめの相手: 友人、家族

2. テキストメッセージ(丁寧さ◎、手軽さ○)

  • メリット: 自分の言葉で、丁寧に気持ちを伝えられる。
  • デメリット: 文章を考えるのが少し大変。
  • おすすめの相手: 上司、先輩、同僚(もちろん友人にもOK)

3. 画像(デザイン性◎、手軽さ△)

  • 「はがきデザインキット」などのアプリで作成した、年賀状デザインの画像を送る方法です。
  • メリット: はがきの年賀状に近い、しっかりとした挨拶ができる。
  • デメリット: 画像を作る手間がかかる。
  • おすすめの相手: LINEでしか連絡先を知らない親戚、恩師など

【比較表】どの方法で送る? 相手別おすすめガイド

方法手軽さ丁寧さおすすめの相手
スタンプのみ★★★★☆☆友人、家族
テキスト + スタンプ★★☆★★☆友人、同僚、先輩
テキストのみ★★☆★★★上司、目上の人
画像 + テキスト★☆☆★★★恩師、親戚
コトクマ

目上の方には「テキストのみ」か「丁寧なテキスト+落ち着いたスタンプ」が鉄板です。迷ったらテキスト(文章)でしっかり伝えましょう。

【相手別】コピペで使える!LINE新年の挨拶・例文集

実際に送るメッセージの例文を、送る相手別に紹介します。

1. 上司・目上の人向けの丁寧な例文

ポイントは「賀詞(お祝いの言葉)」を丁寧にし、新年の抱負や日頃の感謝を簡潔に添えることです。

例文(テキストのみ)

あけましておめでとうございます
旧年中は〇〇(具体的なエピソードなど)の際に温かいご指導をいただき、誠にありがとうございました
本年も(仕事に)一層邁進してまいりますので、変わらぬご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます
〇〇様(相手の苗字)にとりましても、幸多き一年となりますようお祈りしております

例文(テキスト+落ち着いたスタンプ)

謹んで新春のお慶びを申し上げます
昨年は大変お世話になりました
本年もどうぞよろしくお願いいたします

(※ここに落ち着いたデザインの「今年もよろしくお願いします」等のスタンプを1つ)

2. 先輩・同僚向けの例文

上司ほど堅苦しくなく、でも友人ほどカジュアルすぎないバランスが大切です。

あけましておめでとうございます!
昨年はプロジェクト(など)で本当にお世話になりました。
〇〇さん(相手の呼び名)のおかげで乗り切れました!
今年もよろしくお願いします!
Happy New Year!
昨年は色々ありがとう!
今年も(チーム名など)で一緒に頑張りましょう!
(※ここにお正月らしいスタンプ)

3. 友達・親しい人向けのカジュアルな例文

「あけおめ!」だけでも伝わりますが、一言添えるとより気持ちが伝わります。

あけおめ!
(※お正月スタンプ)
昨年は(旅行/飲み会/勉強)楽しかったね!
今年もたくさん遊ぼう(ご飯いこう)!
あけましておめでとう!
元気にしてる?
なかなか会えないけど、今年こそは〇〇(例:ランチ)行こうね!
本年もよろしく!

LINEで新年の挨拶をもらったら? 返信のマナー

自分が受け取った場合の対応も大切です。

既読スルーは絶対にNG!

新年の挨拶は、お祝いのメッセージです。既読スルーは大変失礼にあたります。遅くとも三が日(1月3日)までには必ず返信しましょう。

相手がスタンプだけの場合、どう返す?

相手が親しい友人なら、こちらもスタンプだけで返しても構いません。

もし同僚や先輩からスタンプだけが来た場合は、「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!」と、テキスト(+スタンプ)で返しておくと丁寧です。

年賀状(はがき)とLINE、すれ違ったら?

  • パターン1:自分は「はがき」で送り、相手から「LINE」で来た
    • 相手は「はがきが届いたお礼」か「はがきを出していない代わり」に送ってきています。
    • LINEで「あけましておめでとうございます!こちらこそ、今年もよろしくお願いします!」と返信してOKです。
  • パターン2:自分は「LINE」で送り、相手から「はがき」で来た
    • この場合、相手は「はがき」で送るのがマナーだと考えている方かもしれません。
    • LINEでの挨拶に加えて、改めてLINEで「ご丁寧に年賀状をいただき、ありがとうございました」とお礼を伝えるのがベストです。

LINEでの年賀状(新年の挨拶)に関するよくある質問(FAQ)

Q1. LINEで年賀状(新年の挨拶)を送るのは失礼ですか?

A1. 一概に失礼とは言えません。ただし、相手との関係性によります。普段からLINEでやり取りする友人や親しい同僚なら問題ありませんが、礼儀を重んじる上司や取引先、あまり連絡を取らない親戚には、はがき(年賀状)で送るのが無難です。

Q2. LINEの年賀状はいつ送るのがベストですか?

A2. 元旦(1月1日)の午前7時頃からお昼までがベストなタイミングです。年が明けた0時ぴったりは、通知で相手の睡眠を妨げる可能性があるため、親しい友人以外には避けましょう。遅くとも三が日(1月3日)までに送るのがマナーです。

Q3. 上司にLINEで新年の挨拶を送ってもいいですか?

A3. 普段からLINEで業務連絡や雑談をする関係性であれば、送ること自体は問題ない場合が多いです。ただし、必ず丁寧な「テキスト(文章)」をメインにし、スタンプは使わないか、使うとしても落ち着いたデザインのもの(「謹賀新年」など)を1つ添える程度にしましょう。判断に迷う場合は、はがき(年賀状)にしておくのが最も安全です。

Q4. 「あけおめ」という言葉は使ってもいいですか?

A4. 「あけおめ」は「あけましておめでとうございます」の略語であり、カジュアルな表現です。友人やごく親しい先輩以外には使わず、上司や目上の方には「あけましておめでとうございます」または「謹んで新春のお慶びを申し上げます」といった正式な賀詞(お祝いの言葉)を使いましょう。

Q5. LINEで「年賀状じまい」の連絡をしてもいいですか?

A5. 「年賀状じまい(今年限りで年賀状をやめること)」は大切な連絡ですので、LINEで伝えるのはあまりおすすめできません。最後の年賀状(はがき)にその旨を書き添えるのが最も丁寧です。もしLINEで伝える場合は、新年の挨拶とは別に、相手が落ち着いたタイミング(1月中旬以降など)で、丁寧な文章で連絡するようにしましょう。

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