お歳暮とお中元の違い|時期・相場・のし・文例(2025年版)

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お歳暮 と お中元 違い

「お歳暮とお中元って、何が違うの?両方必要?時期やのしは?」――そんな迷いを、一気に解決しましょう。この記事では違いの要点から、地域別の時期、相場、のしの書き方、遅れた時の表書き切替、喪中対応、さらにコピペで使える文例まで、さくっと確認できます。

この記事でわかること
  • お中元とお歳暮の“違い”が一目でわかる(意味・時期・相場・表書き)
  • 地域別の贈る時期、遅れた時の表書き切替(暑中/残暑/御年賀/寒中)
  • 角が立たない「やめどき」「辞退」の伝え方と文例テンプレ
目次

お中元とお歳暮の違いをひと目で(意味・時期・相場・表書き)

お中元は上半期のお礼・夏のご挨拶。お歳暮は一年の締めくくりの御礼。相場はどちらも3,000〜5,000円が目安。表書きはそれぞれ「御中元」「御歳暮」。時期は地域や近年の早期化の影響で差があるため、受取側基準で決めましょう。

ポイント

  • 目的:お中元=上半期のお礼/お歳暮=一年の感謝の総括
  • 相場目安:一般3,000〜5,000円/特別な相手は〜10,000円程度
  • 表書き:お中元→「御中元」/お歳暮→「御歳暮」
  • のし:紅白蝶結び(喪中は無地の掛け紙など配慮)

違いの比較表

項目お中元お歳暮
意味上半期の御礼・夏の挨拶一年の締めの御礼・年末の挨拶
時期の目安関東:7/1〜7/15/関西:7/中旬〜8/15(地域差あり)11月下旬〜12/25頃(案内に差あり:東日本は早め、西日本は12/13「事始め」以降の案内も)
相場3,000〜5,000円が中心3,000〜5,000円が中心/特別な相手は〜10,000円
表書き御中元(遅れたら暑中・残暑御見舞)御歳暮(年明けは御年賀→松の内過ぎは寒中御見舞)
よく選ばれる品冷菓・飲料・麺・ハム等ハム・肉・海産物・菓子・鍋・調味料等
コトクマ

人によって意見が分かれることがあるので、迷ったら「相手地域の慣習」「到着日基準」で調整しましょう。

お中元とは(意味・起源・贈る時期・相場)

お中元は夏のご挨拶。道教の「中元」と日本の盆行事が結びついたとされ、関東は7/1〜15、関西は7/中旬〜8/15が目安。相場は3,000〜5,000円がボリュームゾーンです。

起源と意味

  • 由来:道教の「三元」の一つ「中元」+日本の盂蘭盆会が結びついたとされる説が一般的。
  • 現在:日頃の感謝を伝える夏の贈答習慣。ビジネスでも個人でも活用されます。

贈る時期いつからいつまで(地域目安)

  • 関東・東北:7/1〜7/15
  • 関西・九州:7/中旬〜8/15
  • 北海道:7/15〜8/15
  • 近年は「早期化」傾向。相手地域の到着日基準で調整しましょう。

相場の目安

  • 一般的な目安:3,000〜5,000円
  • 取引先・特別なお礼:5,000〜10,000円程度
  • 継続前提なら、無理のない価格帯で固定すると続けやすいです。

のし・表書き・名入れ(個人/会社/連名)

  • 表書き:「御中元」
  • 水引:紅白蝶結び(喪中配慮は後述)
  • 連名の目安:3名まで。4名以上は「会社名+一同/有志一同」。添紙で全員名を同封。
  • 内のし:配送向き/外のし:手渡し向き。
コトクマ

お中元は期間が短め。6月下旬に準備を始めると安心です。

お歳暮とは(意味・起源・贈る時期・相場)

お歳暮は一年の締めくくりの御礼。由来は年末の御霊祭りなどに起因とされます。時期は11月下旬〜12/25着が目安。地域差案内もあるため相手基準で調整を。

起源と意味

  • 由来:年末の御霊祭・年越しの供え物文化が起点とされる説が一般的。
  • 現在:一年の感謝を込めて贈る年末の挨拶。仕事・親族いずれにも。

贈る時期いつからいつまで

  • 目安:11月下旬〜12/25頃着
  • 東日本は早め、西日本は12/13の「事始め」〜20日前後の案内も。
  • 年明けは「御年賀」(松の内まで)→松の内後は「寒中御見舞」に切替。

相場の目安

  • 一般的な目安:3,000〜5,000円
  • 特別なお礼や長くお世話になった相手:〜10,000円程度

のし・表書き・名入れ

  • 表書き:「御歳暮」
  • 水引:紅白蝶結び(喪中配慮は後述)
  • 会社・部署名の書き方:会社名の下に代表者名/複数なら「一同」。
コトクマ

11月最終週の早期手配がスムーズ。年内着を確実に。

時期を逃したときの表書き切替(暑中見舞い/残暑見舞い/御年賀/寒中見舞い)

時期を過ぎたら表書きを切り替えればOK。境目は「立秋」「松の内」「立春」。

切替の境目(到着日基準)

  • お中元が遅れた:
    • 〜立秋(8/7〜8/8頃):暑中御見舞(目上:暑中御伺)
    • 立秋後〜9月初:残暑御見舞(目上:残暑御伺)
  • お歳暮が遅れた:
    • 年明け〜松の内(関東1/7・関西1/15):御年賀
    • 松の内後〜立春(2/4頃):寒中御見舞(目上:寒中御伺)

一言メッセージ例

  • 暑中御見舞:
    • 平素よりお力添えを賜り、心より御礼申し上げます。厳しい暑さの折、ご自愛のうえお過ごしください。
  • 残暑御見舞:
    • 残暑厳しき折、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。日頃の感謝の気持ちを込め、お届けいたします。
  • 御年賀:
    • 旧年中のご厚情に深く感謝申し上げます。本年も変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます。
  • 寒中御見舞:
    • 寒さ厳しき折、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。行き届かぬ時期となりましたが、平素の御礼のしるしまで。
コトクマ

到着日で切替えるのがコツ。表書きは丁寧語の「御伺」を選ぶと柔らかい印象になります。

贈る/やめる/断るのマナー(角を立てない伝え方)

お中元だけ、お歳暮だけでも失礼ではありません。贈答は「相手に負担をかけない」が最優先。やめる・辞退はお礼と理由を添えて、次回から辞退の意思を明確にしましょう。

片方だけでもよい?続ける期間

  • 基本は任意の挨拶。片方だけでもマナー違反ではありません。
  • 続けるかは関係性と負担で判断。迷ったらお歳暮のみでも十分。

やめどきの判断と連絡テンプレ

  • タイミング:転居・退職・異動・節目の年・双方合意など。
  • 伝え方の型(個人):
    • これまで季節のご挨拶を差し上げておりましたが、今後はお気遣いなくお付き合いを続けたく存じます。
  • 伝え方の型(取引先):
    • 弊社規定により贈答を控えることとなりました。今後とも変わらぬご厚情のほどお願い申し上げます。

辞退を受けた/こちらから辞退するとき

  • 受けた側:今回のお心遣いにお礼のうえ、「今後はご放念ください」と明記。
  • こちらから:お礼状+次回から辞退の文言。電話は補助的に。

喪中の対応(品選び・表書き)

  • 喪中自体は贈っても差支えないが、のし・水引は控えめに(無地の掛け紙や短冊)。
  • 忌明け前は時期をずらし、寒中御見舞などに切替える選択肢も。
コトクマ

突然ゼロにせず、事前に「次回から」の意思表示を。お互いに負担のない関係づくりが長続きのコツです。

文例テンプレ集(コピペ可・用途別)

個人・法人向けに使える送付状/お礼状/辞退/切替の文例を用途別にまとめました。

送付状・添え状(個人)

  • 平素より何かとお力添えを賜り、誠にありがとうございます。日頃の感謝の気持ちを込め、心ばかりの品をお届けいたします。ご笑納いただければ幸いです。
  • いつも温かいお心遣いに感謝しております。皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

送付状・添え状(ビジネス)

  • 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。日頃の感謝のしるしとして、心ばかりの品をお送りいたします。今後とも変わらぬお引き立てのほどお願い申し上げます。
  • 平素のご愛顧に深く感謝申し上げます。末筆ながら皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。

お礼状(受け取り時)

  • このたびは結構なお品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。ご厚情に深く感謝申し上げます。到着のご連絡方々御礼申し上げます。
  • ご丁寧なお心遣いを賜り、厚く御礼申し上げます。皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

辞退・お断り(個人)

  • 毎年の温かいお心遣いに感謝申し上げます。誠に勝手ながら、今後はお気遣いなくお付き合いくださいますようお願い申し上げます。
  • いつもお気にかけていただきありがとうございます。以後はどうかご放念ください。お気持ちのみありがたく頂戴いたします。

辞退・お断り(会社・取引先)

  • 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。弊社の贈答に関する内規により、今後はご厚志の品を辞退申し上げることとなりました。誠に恐縮ではございますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
  • 貴社のご厚情に深く感謝申し上げます。今後は贈答の慣例を控えさせていただきたく、何卒ご高配賜りますようお願い申し上げます。

継続→単発に切り替える言い換え

  • これまでのご厚情に深く感謝申し上げます。今後は折々に改めて御礼をお伝えできればと存じます。
  • 今後はご挨拶の形を改め、日頃の感謝はその都度お伝えしてまいります。

チェックリスト・Q&A(最終確認用)

迷ったらこのページの要点だけ再確認。

贈る前のチェックリスト

  • 相手地域の到着日を基準に時期を設定したか
  • 価格帯は3,000〜5,000円中心で無理がないか
  • のしの表書き・水引は適切か(喪中は無地の掛け紙など配慮)
  • 連名・会社名の書き方は正しいか(3名超は「一同」+添紙)
  • 遅れた場合の表書き切替を把握したか(暑中/残暑/御年賀/寒中)

地域別の贈る時期(早見表)

お中元(到着目安)

  • 関東・東北:7/1〜7/15
  • 関西・九州:7/中旬〜8/15
  • 北海道:7/15〜8/15

お歳暮(到着目安)

  • 全国目安:11月下旬〜12/25
  • 参考:西日本では12/13「事始め」〜20日前後案内もあり

FAQ(よくある質問)

  1. お中元とお歳暮はどっちが大切?
    • 目的が異なるだけで優劣はありません。迷う場合は「お歳暮のみ」でも失礼ではありません。
  2. 片方だけでも失礼にならない?
    • 問題ありません。相手に負担をかけない設計を心がけましょう。
  3. お中元/お歳暮の相場はいくら?
    • 3,000〜5,000円が中心。特別なお礼は〜10,000円。
  4. のしの表書きは何と書く?
    • お中元は「御中元」、お歳暮は「御歳暮」。遅れたら表書きを切替。
  5. 遅れたらどうする?
    • お中元は暑中→残暑、お歳暮は御年賀→寒中へ切替。到着日基準で。
  6. 喪中のときは贈っていい?
    • 可。ただしのし・水引は控えめに。忌明け前は時期をずらす配慮を。
コトクマ

・迷ったら「相手に負担をかけない」が最優先。続けやすい価格帯で固定し、無理なく長く続けましょう。
・文面は短くても丁寧に。到着日基準での表書き切替を覚えておくと、慌てずに対応できます。

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