「今年の暑中見舞い、どう書けばいいんだろう?」
そんな気持ちに寄りそって、2025年の正しい時期とマナーをやさしく整理します。はがき・メール・LINEのそのまま使える短文も用意しました。迷ったらここに戻れば大丈夫です。ゆっくり一緒に進めましょう。
2025年の時期と基本マナー
暑中見舞いは小暑(7/7頃)から8/6までが目安です。8/7(立秋)からは残暑見舞いに切り替えます。はがきは句点を打たず、宛名には敬称を付けます。メールやLINEも丁寧語と署名を添えれば十分に礼儀が伝わります。迷ったら残暑側に寄せてくださいね。
はじめての方も安心してください。2025年は8/6までが暑中で、8/7以降は残暑になります。はがきは安否→近況→結び→日付・差出人の順に整えると読みやすくなります。デジタルでも基本は同じです。件名と名乗り、そして簡単な署名を添えれば、気持ちがきちんと届きます。
暑中→残暑の切替基準(8/7から残暑)
- 暑中は7/7〜8/6の投函・送信が目安です。
- 8/7以降は残暑へ切り替えて書きましょう。
- 相手に届く日も考えて、配達に2〜4日を見込みます。
- 迷ったときは残暑寄りにすると安全です。
- 猛暑が続く時期なので、体調を気づかう一言を添えましょう。
はがきの書き方(配置/句点なし/差出人)
- 縦書きが基本で、句点は原則付けません。読点は最小限にします。
- 宛名には**「様」を付けます。会社や部署宛なら「御中」**を使います。
- 構成は①季語②安否③近況④気づかい⑤結び⑥日付・差出人の順が読みやすいです。
- インクは読みやすい濃い色を選びます。
- 住所と郵便番号の桁を最後にもう一度確認しましょう。
メール/LINEの基本(件名・署名・送信時間)
- 件名は「暑中お見舞い申し上げます|氏名」のように要点を簡潔に書きます。
- 冒頭で名乗り、安否とひとこと近況を伝え、最後に署名を添えます。
- 送信は平日の日中が無難です。深夜の送信は控えましょう。
- ビジネスでは絵文字を使わず、親しい相手でも控えめにします。
- 長文は避け、短い文と適度な改行で読みやすく仕上げます。
用途×相手で使えるコピペ文(はがき/メール/LINE)
相手別・媒体別に、フォーマル〜カジュアルの即コピペ例文を50〜120字で用意。件名付き、絵文字なし版/あり版、敬語の強弱も選べます。まずは目的に合う短文から貼り付けて微調整。
使い方メモ:
- 〔 〕は入替え箇所です。〔会社名〕〔部署〕〔氏名〕などを書き換えてください。
- 迷ったら短文→一言近況の順で足します。
上司・取引先(フォーマル/短文/超短文)
はがき(定番)
暑中お見舞い申し上げます。連日の暑さが続きますが、〔皆様〕におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。私どもは元気に業務に励んでおります。どうぞご自愛のうえ、健やかな夏をお過ごしください。令和七年 盛夏/〔会社名〕〔氏名〕
メール(件名+短文)
件名:暑中お見舞い申し上げます(〔会社名〕〔氏名〕)
本文:
いつもお世話になっております。〔会社名〕の〔氏名〕です。猛暑が続きますが、皆様のご健勝をお祈りいたします。ささやかなご挨拶まで。今後ともよろしくお願いいたします。〔署名〕
メール(超短文:即返信不要配慮)
件名:暑中お見舞い(ご返信不要です)
本文:
暑さ厳しき折、皆様のご自愛をお祈りいたします。ご返信は不要です。落ち着きましたらまたご連絡いたします。〔署名〕
ビジネスチャット/LINE(丁寧)
暑中お見舞い申し上げます。暑い日が続きますね。どうぞご自愛ください。引き続きよろしくお願いいたします。〔氏名〕
友人・先輩(カジュアル/短文/ライト敬語)
はがき(やわらか)
暑中お見舞い!そっちは元気にしてる?こちらは〔近況一言(例:在宅多めだけど元気)〕。冷たいものの食べすぎ注意で、体調に気をつけてね。落ち着いたらまた会おう。令和七年 盛夏/〔名前〕
メール/DM(絵文字なし)
暑中お見舞いします。暑いけど元気でやってる?私は〔近況〕。水分と休息を忘れずに。空いたら連絡ちょうだい。
LINE(ゆる口調・絵文字少なめ)
暑中お見舞い〜!今年も暑いね😅 体調だいじに。今度〔アイス/映画〕行こう〜。
家族・親戚(やさしめ/近況添え)
はがき(定番)
暑中お見舞い申し上げます。皆さまお変わりありませんか。こちらは〔子ども/家の近況〕でにぎやかに過ごしています。どうぞ体に気をつけて、元気に夏をお過ごしください。令和七年 盛夏/〔名前・住所〕
メール/LINE(短文)
暑中お見舞い。こっちは元気だよ。無理しないでね。落ち着いたら顔を見せに行きます。
学校・習い事の先生(丁寧/簡潔)
はがき
暑中お見舞い申し上げます。日頃のご指導に心より感謝しております。暑さの折、ご自愛のうえお過ごしください。今後ともよろしくお願いいたします。令和七年 盛夏/〔保護者名・生徒名〕
メール(件名+本文)
件名:暑中お見舞い申し上げます(〔生徒名〕)
本文:
いつもご指導ありがとうございます。暑さが続きますので、どうぞご自愛ください。新学期もよろしくお願いいたします。〔保護者名/生徒名〕
そのまま使える件名テンプレ(メール/LINE)
- 暑中お見舞い申し上げます(〔会社名〕〔氏名〕)
- 暑中お見舞い|ご返信不要です
- 暑中お見舞いと近況のご報告(〔氏名〕)
- 【ご挨拶】暑中お見舞い申し上げます
- 暑中お見舞い|いつもありがとうございます
- 暑中お見舞い(取引先各位)
- 暑中お見舞い|簡単なご連絡のみ
- 暑中お見舞い|〔プロジェクト名〕関係者各位
喪中の場合の文面・注意(相手が喪中/自分が喪中)
大切なのは、相手の気持ちに寄りそって言葉を選ぶことです。相手が喪中のときは、明るすぎる表現や励まし過多を避けて、暑さへの気づかいと静かな近況にとどめます。自分が喪中のときは、長話をしないでご報告+相手の健康を気づかう一言を置きます。どちらの場合も、派手なイラストや絵文字は控えめにしましょう。
相手が喪中のとき(控えめ表現/見舞い語)
はがき
暑中お見舞い申し上げます。ご服喪中と伺い、心よりお悔やみ申し上げます。厳しい暑さが続きますので、どうぞご自愛のうえお過ごしください。令和七年 盛夏/〔氏名〕
メール/LINE(短文)
暑中お見舞い申し上げます。このたびは心よりお悔やみ申し上げます。暑さが厳しい折です。どうかご無理なさらずお体を大切にお過ごしください。〔氏名〕
自分が喪中のとき(近況は最小限)
はがき
暑中お見舞い申し上げます。私事ですが、今年は喪中につき失礼の多い一年となりました。暑さが続きますので、どうぞご自愛ください。落ち着きましたら改めてご挨拶させていただきます。令和七年 盛夏/〔氏名〕
メール(超短文)
暑中お見舞い申し上げます。喪中のため簡単なご挨拶にて失礼いたします。暑さの折、どうかご自愛ください。〔氏名〕
NG表現と絵柄(避けるワード/色味)
- NGワード:「お祝い」「おめでたい」「ますますご発展」など強い祝意。
- トーン:励まし過多や明るすぎる絵文字は避けます。
- 絵柄:派手な花火・原色の大柄は控え、無地や淡い夏柄にします。
- 宛名:肩書やお名前を誤記しないよう、最後にもう一度確認します。
英語の暑中見舞いテンプレ(和訳つき)
海外の取引先や友人に向けて、1〜3行の短い英文を用意しました。猛暑を気づかう一言と、近況や今後の連絡の意志をやさしく伝えます。必要なら後ろに和訳を添えて使ってください。
ビジネス(丁寧・簡潔)
Subject: Summer Greetings from {Your Name}
I hope you’re doing well in the summer heat. Please take care and stay cool. I look forward to working with you.
(和訳)猛暑の折、どうかご自愛ください。引き続きよろしくお願いいたします。
ビジネス(超短文)
Warm summer greetings. Wishing you good health in this hot season.
(和訳)暑さの中、ご健勝をお祈りします。
友人(カジュアル)
Hey! How’s your summer going? It’s super hot here, but I’m doing fine. Let’s catch up soon!
(和訳)こっちも暑いけど元気だよ。また近いうちに話そうね。
二言語併記(英日セット)
Summer greetings from Tokyo. Please stay healthy in the heat./東京より暑中お見舞い申し上げます。どうぞご自愛ください。
送る時期早見表&はがきレイアウト図
2025年の目安をひと目で確認できる早見表と、はがきの配置図です。印刷・投函前の最終チェックに。配達には数日かかるので、早めに準備すると安心です。
2025年版・時期早見表(暑中/残暑の境)
- 小暑:7/7ごろ
- 暑中見舞い:7/7〜8/6
- 立秋:8/7(ここから残暑見舞い)
- 残暑見舞い:8/7〜8月下旬の目安
はがき配置図(宛名/文面/差出人/日付)
宛名面(郵便番号→住所→宛名)
〒123-4567
住所 都道府県 市区町村…
会社名 部署名
〔宛名〕 様
文面面(縦書きが基本)
暑中お見舞い申し上げます
近況と安否の一言
相手を気づかう一言
令和七年 盛夏 ← 日付
〔差出人住所・氏名・連絡先〕← 差出人
投函の目安と配送日数(余裕を持つコツ)
- 週前半に出すと、到着が読みやすくなります。
- 通常配達で2〜4日を見込み、連休前後はさらに余裕を。
- 迷ったら残暑側に寄せ、文面の季語も合わせます。
NGチェックリスト&よくある質問(FAQ)
ありがちな誤用とミスをチェックで一掃します。最後にFAQで「いつまで?」「メールは失礼?」などの疑問を短く解消。ここまで確認できれば、安心して投函・送信できます。
NGチェックリスト(10項目)
- 8/7以降に「暑中見舞い」と書いてしまう
- はがきで句点「。」乱発(縦書きは基本なし)
- 宛名の**敬称「様」「御中」**の付け忘れ
- 相手が喪中なのに派手な絵柄・強い祝語
- 住所や郵便番号の桁ミス
- ビジネスに絵文字や砕けすぎ表現
- だらだら長文で要点が不明
- 季語と時期の食い違い(暑中/残暑)
- 返信不要なのに質問で締める
- 署名や差出人情報の抜け
FAQ(よくある質問)
Q. 暑中見舞いはいつからいつまで?
A. 目安は7/7ごろ〜8/6です。8/7(立秋)からは残暑見舞いに切り替えます。
Q. メールやLINEでも失礼になりませんか?
A. 丁寧語と署名を整えれば十分に礼儀は伝わります。ビジネスは絵文字を控えます。
Q. 相手が喪中のときはどうする?
A. お祝い表現を避け、安否をたずねる一言にとどめます。華美な絵柄は使いません。
Q. どれくらい前に出せばいい?
A. 到着まで2〜4日を見込み、週前半の投函・送信が安心です。
Q. 残暑見舞いはいつまで?
A. 立秋(8/7)から8月下旬ごろまでが一般的です。遅れそうなら残暑用の文面にしましょう。
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