12月が近づくと、取引先へのメール、ホームページやSNSの告知、お店の貼り紙と、年末年始休業のお知らせをまとめて準備する時期です。毎年のことなのに、日付や曜日を確かめながら作るのは意外と手間がかかりますよね。
休業のお知らせには「休業期間(曜日つき)・年内最終営業日・年始営業開始日・休業中の対応」の4つを書きます。
出す時期の目安は、取引先へは休業の2〜3週間前、お客様向け・ホームページ・SNS・貼り紙は1〜2週間前です。2026年は、12月29日(火)〜1月3日(日)の休業なら、取引先へは12月8日(火)〜15日(火)ごろに送ると余裕があります。
この記事では、2026年の曜日に合わせた日付の書き方と、メール・書面・ホームページ・SNS・貼り紙・自動返信・社内向けの例文を紹介します。休業パターンを選ぶと、例文に入れる日付と準備の予定がわかる機能もあります。
なお、お世話になった相手に一年のお礼を個別に伝えるメールなら、年末の挨拶メール例文が合っています。
休業のお知らせに書く4つの項目
休業のお知らせは、読んだ人が「いつまでに連絡すればいいか」「休み中はどうなるか」をすぐ判断できれば十分です。次の4つがそろっていれば、相手からの「いつから休みですか?」という問い合わせも減らせます。
| 項目 | 書き方 | 例 |
|---|---|---|
| 1. 休業期間 | 始まりと終わりを、年・月・日・曜日まで | 2026年12月29日(火)〜2027年1月3日(日) |
| 2. 年内最終営業日 | 受付を終える時刻もあれば添える | 2026年12月28日(月)17時まで |
| 3. 年始営業開始日 | 営業を始める時刻もあれば添える | 2027年1月4日(月)9時から |
| 4. 休業中の対応 | 問い合わせへの返信時期、緊急連絡先、発送の扱い | 休業中のお問い合わせは1月4日(月)から順に返信 |
商品の受注や発送がある場合は、これに年内の最終受注日・最終出荷日・年始の出荷開始日を加えます。相手が年内に発注や購入を済ませたいとき、いちばん知りたいのがこの日付だからです。
2026年の日付セットと、いつ何を出すか
2026年の年末年始で多い休業の日程を、4つのパターンにまとめました。どのパターンも、休業の前日が年内最終営業日、休業明けが年始営業開始日になります。
- A(6日間):12/29(火)〜1/3(日)休業。年内最終営業日 12/28(月)、年始営業開始日 1/4(月)。取引先へは12/8(火)〜12/15(火)ごろ
- B(9日間):12/26(土)〜1/3(日)休業。年内最終営業日 12/25(金)、年始営業開始日 1/4(月)。取引先へは12/4(金)〜12/11(金)ごろ
- C(10日間):12/26(土)〜1/4(月)休業。年内最終営業日 12/25(金)、年始営業開始日 1/5(火)。取引先へは12/4(金)〜12/11(金)ごろ
- D(5日間):12/30(水)〜1/3(日)休業。年内最終営業日 12/29(火)、年始営業開始日 1/4(月)。取引先へは12/9(水)〜12/16(水)ごろ
パターンAは、国の役所と同じ日程です。国の行政機関は、法律で12月29日から1月3日までが休日と決まっています(行政機関の休日に関する法律 第1条)。会社やお店の休みは、それぞれで決めてかまいません。
下の選択機能で自社の休業パターンを選ぶと、例文にそのまま入れられる日付の書き方と、準備の予定が表示されます。
準備の順番
休業のお知らせは、次の順に進めると漏れが出にくくなります。
- 社内で休業期間と、休業中の対応(緊急連絡先・発送など)を決める
- 社内に周知する(社外への案内より先に)
- 取引先へメールを送る(休業の2〜3週間前)
- ホームページ・SNS・Googleマップを更新し、店頭に貼り紙を出す(1〜2週間前)
- 最終営業日の数日前に、取引先へ短いリマインドを送る
- 最終営業日の終業時に、メールの自動返信をオンにする
- 年始営業開始日の朝に、自動返信・Googleマップの設定・貼り紙を元に戻す
Googleマップ(ビジネスプロフィール)の休業設定
お店や事務所をGoogleマップに載せている場合は、ビジネスプロフィールにも休業日を入れておくと、検索した人が営業していると勘違いせずにすみます。
Googleのヘルプでは、連続して最長6日間の休業は「特別営業時間」で設定し、7日間以上休業する場合は「臨時休業」のマークを付けると案内されています(Google ビジネス プロフィール ヘルプ「特別営業時間を設定する方法」)。上の表のBやCのように9日間・10日間休む場合は、臨時休業のマークを使い、営業を始める日に外しましょう。
取引先へのメール例文
取引先へのメールは、件名で「年末年始休業のお知らせ」と会社名がわかるようにします。例はパターンA(12月29日〜1月3日)の日付です。【】を差し替えて使ってください。
件名:年末年始休業のお知らせ(【株式会社コトバノモリ】)
【株式会社〇〇】 【営業部】 【佐藤】様
いつも大変お世話になっております。 【株式会社コトバノモリ】の【田中】です。
本年も格別のお引き立てをいただき、誠にありがとうございます。 誠に勝手ながら、弊社の年末年始の休業期間を下記のとおりお知らせいたします。
休業期間:2026年12月29日(火)〜2027年1月3日(日) 年内最終営業日:2026年12月28日(月)17時まで 年始営業開始日:2027年1月4日(月)9時から
休業期間中にいただいたお問い合わせには、1月4日(月)より順にご返信いたします。 皆様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
来年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
【署名】
受発注がある取引先への追記
商品の注文や納品がある取引先には、休業期間の下に、年内の締切を加えます。
年内の最終受注日:2026年12月【18】日(金) 年内の最終出荷日:2026年12月【25】日(金) 年始の出荷開始日:2027年1月4日(月) 年内の納品をご希望の場合は、最終受注日までにご発注いただけますようお願いいたします。
最終受注日・最終出荷日は会社ごとに違います。【】の日付は、自社の在庫や配送の予定に合わせて決めてください。
最終営業日の数日前に送るリマインド
最初の案内から時間がたつと、相手が忘れていることもあります。最終営業日の数日前に、短く知らせ直すと親切です。
件名:【再送】年末年始休業のお知らせ(【株式会社コトバノモリ】)
【佐藤】様
いつもお世話になっております。【株式会社コトバノモリ】の【田中】です。 先日ご案内いたしました年末年始の休業について、改めてお知らせいたします。
年内最終営業日:12月28日(月)17時まで 休業期間:12月29日(火)〜1月3日(日) 年始営業開始日:1月4日(月)
年内にご確認が必要な件がございましたら、28日(月)までにご連絡いただけますと幸いです。
一年のお礼もあわせて伝えたい相手には、休業の案内を1〜3行添えた年末の挨拶メールを個別に送る方法もあります。
書面・FAXで送る場合の例文
書面やFAXで送る場合は、「拝啓」で始めて「敬具」で結び、日付は「記」の下にまとめる形が正式です。メールでは、この頭語・結語は省くのが一般的です。
【2026年12月8日】
お取引先各位
【株式会社コトバノモリ】 【代表取締役 〇〇 〇〇】
年末年始休業のお知らせ
拝啓 師走の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、誠に勝手ながら、弊社では下記の期間を年末年始の休業とさせていただきます。皆様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
敬具
記
休業期間:2026年12月29日(火)〜2027年1月3日(日) 年内最終営業日:2026年12月28日(月) 年始営業開始日:2027年1月4日(月)
以上
郵送するなら早めに投函を
普通扱いの手紙・はがきは、土曜・日曜・休日には配達されません。年末は土日をはさむので、届けたい日から余裕をもって出しましょう。速達やレターパックは土日・休日も配達されます。
この配達の扱いは、日本郵便の案内によるものです(日本郵便「ご利用上のご注意」)。年末年始の配達の日程は、日本郵便が毎年お知らせを出すので、投函の前に確かめてください。
お客様向けのメール・お知らせ例文
お店やサロン、個人で仕事をしている方がお客様へ送る、少しやわらかい例文です。例はパターンD(12月30日〜1月3日)の日付です。
件名:年末年始の営業日のお知らせ(【コトバノモリ】)
【鈴木】様
いつも【コトバノモリ】をご利用いただき、ありがとうございます。 今年も残りわずかとなりました。
年末年始は、次のとおりお休みをいただきます。
年内の営業:12月29日(火)17時まで お休み:12月30日(水)〜1月3日(日) 新年の営業:1月4日(月)10時から
お休みの間も、ご予約・お問い合わせはメール(【メールアドレス】)で受け付けています。お返事は1月4日(月)から順にお送りします。
今年も一年、本当にありがとうございました。 来年も皆様にお会いできるのを楽しみにしています。どうぞ良いお年をお迎えください。
ホームページ・SNS・貼り紙の例文
ホームページ・SNS・貼り紙は、見た人がひと目で日付をつかめるように、挨拶は短く、日付を目立つ位置に置きます。
ホームページのお知らせ
例はパターンB(12月26日〜1月3日の9日間)です。
タイトル:年末年始休業のお知らせ(2026-2027年)
お客様各位
平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。 誠に勝手ながら、下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。
休業期間:2026年12月26日(土)〜2027年1月3日(日) 年内最終営業日:2026年12月25日(金)18時まで 年始営業開始日:2027年1月4日(月)9時から
休業期間中にいただいたお問い合わせは、1月4日(月)より順にご対応いたします。 ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
X(旧Twitter)・Instagram
SNSは短く。Instagramは、日付を入れた画像と一緒に投稿すると伝わりやすくなります。例はパターンD(12月30日〜1月3日)です。
【年末年始のお休みのお知らせ】 いつもありがとうございます。【コトバノモリ】です。
12/30(水)〜1/3(日)はお休みをいただきます。 年内は12/29(火) 17時まで、新年は1/4(月) 10時から営業します。
今年もたくさんのご来店、ありがとうございました。 皆様、良いお年をお迎えください。
#年末年始のお知らせ #営業日 #【店名】
店頭の貼り紙
通りがかりの人にも伝わるよう、日付をいちばん大きく書きます。休業の1〜2週間前から貼っておくと、常連のお客様にも伝わります。
年末年始休業のお知らせ
日頃よりご利用いただき、誠にありがとうございます。 誠に勝手ながら、
12月30日(水)〜 1月3日(日)
はお休みさせていただきます。 新年は 1月4日(月) より営業いたします。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。 【店名】
ネットショップの配送スケジュール
ネットショップでは、休業期間に加えて「いつまでに注文すれば年内に届くか」を書いておくと、お客様が注文の予定を立てやすくなります。トップページやお知らせ欄の目立つ位置に載せましょう。
【年末年始の営業・配送のご案内】
年内の最終発送:12月【25】日(金)【12】時までのご注文分 休業期間:12月26日(土)〜1月3日(日) 発送の再開:1月4日(月)から順に発送
休業期間中もご注文は受け付けております。お問い合わせへのお返事は1月4日(月)以降になります。
最終発送の締切は、使っている配送会社の年末年始の案内を確かめてから決めてください。年末は荷物が増え、ふだんより日数がかかることがあります。
休業中の自動返信メール
休業中に届いたメールへ自動で返す文面です。「いつから返事が来るか」をはっきり書きます。例はパターンAの日付です。
件名:【自動返信】年末年始休業のお知らせ(【株式会社コトバノモリ】)
このメールは自動で送信しています。 お問い合わせいただき、ありがとうございます。【株式会社コトバノモリ】です。
誠に勝手ながら、2026年12月29日(火)〜2027年1月3日(日)は年末年始休業をいただいております。 いただいたメールには、1月4日(月)より担当者から順にご返信いたします。
お急ぎの場合は、【緊急連絡先:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇(受付 10時〜15時)】までご連絡ください。
Gmailでは「不在通知」で開始日と終了日を指定できるので、休業の初日から最終日までを設定しておけば、自動で始まって自動で終わります(Gmail ヘルプ「不在時に自動返信を送信する」)。ほかのメールソフトは、それぞれのヘルプで自動応答の設定方法を確かめてください。
コトクマ期間を指定しないで自動返信をオンにしたときは、年始の朝にオフにするのを忘れずに。営業を始めてからも「休業中です」と返し続けてしまうことがありますよ。
社内向けの周知例文
社内向けは、休業期間に加えて、休みに入る前の締切と、休業中の緊急連絡の流れを伝えます。社外への案内より先に周知しておくと、社員が取引先から聞かれたときにも答えられます。
件名:【周知】年末年始休業と年内の締切について
社員各位
お疲れさまです。総務部の【〇〇】です。 年末年始の休業について、次のとおりお知らせします。
休業期間:2026年12月29日(火)〜2027年1月3日(日) 年内最終営業日:12月28日(月) 年始営業開始日:1月4日(月)
年内の締切 ・経費精算:12月【24】日(木)12時まで ・勤怠の登録:12月28日(月)18時まで ・大掃除:12月28日(月)【15】時から(詳しくは各部署で調整してください)
休業中の緊急連絡:システムの障害など緊急の場合は、【緊急連絡の手順・連絡先】に従ってください。
取引先への休業案内は、【12月15日(火)】までに各担当者から送ってください。
英語で知らせる場合
海外の取引先やお客様には、日付を英語の表記で書きます。曜日も添えると、休みの並びがわかりやすくなります。例はパターンAの日付です。
Subject: Notice of New Year Holiday Closure
Dear Customers and Partners,
Thank you for your continued support. Please be advised that our office will be closed for the New Year holidays from Tuesday, December 29, 2026 to Sunday, January 3, 2027.
We will resume normal business hours on Monday, January 4, 2027. Any inquiries received during the closure will be answered in order from January 4.
We apologize for any inconvenience and appreciate your understanding. We wish you a happy holiday season and a wonderful New Year.
Best regards, 【Your Name / Company Name】
よくある質問
「年末年始休業」と「冬季休業」、どちらを使えばいい?
どちらでも伝わります。「休業」は、会社やお店が営業・業務を休むことを表す言葉です。年末年始の休みだけなら「年末年始休業」がわかりやすく、12月の後半から長めに休む場合は「冬季休業」と書く会社もあります。社員の休みを表す「休暇」は、社内向けの連絡で使うと自然です。
休業のお知らせを年賀状と一緒にしてもいい?
おすすめしません。年賀状が届くのは年が明けてからなので、休業が始まったあとに知らせることになってしまいます。休業のお知らせは12月中に出し、年賀状では新年の挨拶をしましょう。年賀状の出し方は年賀状の投函期限の記事で紹介しています。
休業中に緊急の連絡があったらどうする?
緊急の連絡を受けられる場合は、受付の時間と連絡先をお知らせに書いておきます。受けられない場合は「休業中のご連絡には、1月4日(月)から順に対応します」と書いておけば、相手も予定を立てられます。保守や納品の契約がある取引先には、契約の内容に合わせて対応を決めておきましょう。
社外向けに「仕事納め」「仕事始め」と書いてもいい?
社内の連絡なら問題なく使えます。取引先やお客様への丁寧なお知らせでは、「年内最終営業日」「年始営業開始日」と書くほうが、日付の意味が誤解なく伝わります。
年末の挨拶メールと休業のお知らせは、分けて送るべき?
お世話になった相手へ一年のお礼を伝えるなら、挨拶のメールに休業の案内を1〜3行添えれば十分です(年末の挨拶メール例文)。取引先全体への周知や、締切・休業中の対応まで詳しく知らせたいときは、この記事の形でお知らせを別に送ると伝わりやすくなります。
年末年始の準備で一緒に読まれている記事
日付と曜日がそろったお知らせは、相手の年末の予定づくりを助けます。早めに準備して、気持ちよく新年を迎えてください。
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