職場の忘年会の案内メールが届いたとき、「参加したいけれど都合がつかない」「まだ予定が確定していない」「一度出席と伝えたけれど行けなくなってしまった」など、どう返信すれば角が立たないか迷うことは多いものです。
本記事では、案内を受け取った参加者側が送る返信メールの文例や連絡方法を、状況に合わせてわかりやすく解説します。
返事の基本の型は「お誘いへのお礼 → 参加できるかどうか(結論)→ 理由は言える範囲で短く → 幹事への一言」です。理由を細かく書かなくても、お礼と結論が伝わっていれば、連絡としては成り立ちます。
まずは「欠席」の基本例を見て、状況が違う場合は早見表や選択機能から文例を選んでください。
なお、自分が幹事として案内メールを送る文面をお探しの場合は忘年会の案内文・メール例文、飲み会ではなく仕事の依頼や案件を断るメールをお探しの場合は丁寧に断るメール例文を参考にしてください。
まずはこの形で|社内の幹事へ送る欠席の返信メール
社内の忘年会を欠席する場合は、次の基本の型に沿って返信すると、お礼と結論を落ち着いて伝えやすくなります。
件名:忘年会ご案内への返信(欠席のお詫び)【氏名】
【幹事の役職・氏名】さん (または【幹事の部署・氏名】様)
お疲れさまです。【所属部署】の【氏名】です。
忘年会の開催案内をいただき、ありがとうございます。 せっかくお声がけいただきましたが、あいにく【所用/先約/都合】のため、今回は欠席とさせてください。
年末でお忙しい中、幹事として準備を進めてくださり心より感謝申し上げます。 当日は皆様で楽しい会になりますようお祈りしております。
取り急ぎ、出欠のご連絡とお詫びまで。
この基本の型は、次の4つの流れでできています。
- お誘いへのお礼:声をかけてくれたこと、案内をくれたことへの感謝を伝えます。
- 欠席の結論:参加できないことを、あいまいにせずはっきり伝えます。
- 理由:長く説明せず、言える範囲で一言添えます。「所用のため」「先約があり」などが使われます。どこまで具体的に書くかは、相手との関係や会の雰囲気によって変わります。
- 幹事への一言:準備へのねぎらいや、会が楽しいものになるよう願う気持ちを添えます。
【】の部分は、ご自身の宛名、名前、理由などに差し替えてご活用ください。
短くまとめたいときの2〜3行版
社内のチャットツールや、普段からやり取りの多い親しい同僚が幹事の場合は、次のように短くまとめることもできます。
お疲れさまです。【氏名】です。忘年会のお誘いありがとうございます!あいにくその日は先約があり、今回は欠席とさせてください。準備大変だと思いますが応援しています。当日はぜひ楽しんでください!
返信の送り先についての注意点
全社一斉送信やメーリングリスト宛ての案内に「全員へ返信」すると、個人の出欠連絡が参加者全員に届いてしまいます。返信先は案内メールの指定を確認し、幹事個人のアドレスや、指定された返信先にだけ送りましょう。
あなたの返事に合う文面を選ぶ|状態別の早見表
忘年会の返信は、「欠席」「参加」「未定」「参加後の変更」の4つの状態によって、伝える要点や必要な連絡手段が変わります。ご自身の状況に合う文面を選びましょう。
| 返事の状態 | まず伝えること | 該当の文例 |
|---|---|---|
| 欠席する | お誘いへの感謝と欠席の結論、幹事への一言 | 社内の幹事宛て / 上司・取引先が招いた会 |
| 参加する | お礼と参加の意思、途中参加・途中退席の有無 | 出席の返信メール |
| まだ決められない(未定) | 現時点で未定であることと、いつまでに確定を知らせるか | 未定の返信メール |
| 参加と答えたあとに欠席する | 変更のお詫びと、費用の扱いの確認(できるだけ早く) | 変更のお詫びメールと当日の短文 |
以下の選択機能では、いまの返事の状態を選ぶと、合う文例と確認事項が表示されます。選択機能が使えない場合も、上の早見表から文例へ移動できます。
欠席する|理由の伝え方と、上司・取引先が招いた会への返信
欠席の理由をどこまで書けばよいか、悩む方も多いと思います。理由は一言で足りるとする解説があります。一方で、うそやあいまいな言い訳は避け、できるだけ具体的に伝えるよう勧める解説もあります。どこまで書くかは、会の雰囲気や相手との関係によって変わります。ただし、架空の理由は作らず、理由は事実があるときだけ書きましょう。
理由の伝え方(3つの場合)
- 詳しく言いたくない場合:「あいにく所用のため」「都合がつかず」など、一般的な言葉で短く伝えます。あいまいに聞こえることもあるため、相手との関係に合わせて、もう少し具体的に書くこともできます。
- 言える範囲で添える場合:実際にそうであるときに、「家庭の用事のため」「私用のため」「体調がすぐれず」など、差し支えない範囲の言葉を選びます。
- 先に決まっていた予定がある場合:「あいにく先約がございまして」と、事実をそのまま短く伝えます。
上司や取引先が主催・招待する会への返信メール
役員や上司、取引先から招待された忘年会を欠席する場合は、社内向けの連絡よりも丁寧な言葉遣いで、感謝とお詫びを伝えます。
件名:忘年会のお誘いについて(欠席のお詫び)【会社名・氏名】
【会社名・役職】 【氏名】様
いつも大変お世話になっております。【自社名】の【氏名】です。
このたびは、忘年会への温かいお誘いをいただき、誠にありがとうございます。 お誘いに応えたいところではございますが、あいにく当日は【先約/所用】がございまして、誠に残念ながら今回は欠席とさせていただきます。
せっかくのお心遣いにお応えできず、大変心苦しく存じます。 ご多忙な年の瀬の折、皆様にとって素晴らしい会となりますよう心よりお祈り申し上げます。
略儀ではございますが、まずはメールにて出欠のご返答とお詫びを申し上げます。
参加する|出席の返信メール
忘年会に参加できる場合は、感謝の気持ちと参加の意思をシンプルに伝えます。準備を進めてくれている幹事へのねぎらいを添えると、気持ちが伝わりやすくなります。
件名:忘年会ご案内への返信(出席)【氏名】
【幹事の役職・氏名】さん
お疲れさまです。【所属部署】の【氏名】です。
忘年会のご案内をいただき、ありがとうございます。 ぜひ参加させていただきます。
当日お話しできるのを楽しみにしております。 年末の慌ただしい時期にお店の手配や準備をしてくださり、ありがとうございます。 当日どうぞよろしくお願いいたします。
途中参加・途中退席がある場合の書き方
業務の都合などで遅れて参加する場合や、途中で抜ける場合は、事前に伝えておくと幹事が把握しやすくなります。メール本文に次の一文を添えましょう。
なお、当日は業務の都合により【◯時頃からの参加/◯時頃までの参加】となる見込みです。お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
まだ決められない|未定のときの返信メール
仕事の進み具合や家庭の事情などで、回答期限までに参加できるか判断がつかないこともあります。その場合は、返事を保留にしたまま放置せず、「現時点では未定であること」と「いつまでに確定を知らせるか」を伝えましょう。
件名:忘年会ご案内への返信(出欠未定のご連絡)【氏名】
【幹事の役職・氏名】さん
お疲れさまです。【所属部署】の【氏名】です。
忘年会のご案内をいただき、ありがとうございます。
ぜひ参加したいと考えておりますが、現在【業務の調整中/スケジュールの確認中】のため、誠に恐縮ながら現時点では出欠の確定が難しい状況です。
予定が分かり次第、【◯月◯日(◯)】までに確定のご連絡を差し上げます。 お店の予約や人数の取りまとめでお忙しいところ、お手数をおかけして申し訳ありません。
取り急ぎ、現在の状況のご連絡まで。
未定の返信で意識したいポイント
- 理由を詳しく書く必要はありません:「スケジュールを調整中です」など、状況を一言添えれば十分です。
- 確定を知らせる時期を自分から伝える:幹事は予約の人数を確定させる立場にあります。いつまでに返事をするかを、自分から示しましょう。
- 期限に間に合わないときは、期限の前に連絡する:案内に書かれた回答期限までに決められない見込みなら、期限を過ぎてから伝えるのではなく、前もって「調整中です」と一度連絡しておくと、幹事も予約の見通しを立てやすくなります。
参加と答えたあとに欠席する|変更のお詫びメールと連絡手段
一度「参加」と返答したあとに、急な仕事や体調の変化、家庭の事情などでどうしても行けなくなることがあります。その場合は、分かった時点ですぐに連絡を入れましょう。
(a)開催前に分かった場合のメール例文
開催日より前に、参加できなくなったと分かった場合は、お詫びのメールを送ります。
件名:忘年会出席の変更についてのお詫び【氏名】
【幹事の役職・氏名】さん
お疲れさまです。【所属部署】の【氏名】です。
先日「出席」とお返事しておりました【開催日】の忘年会につきまして、大変申し訳ありませんが、急な【都合/所用】が入り、出席が難しくなってしまいました。
人数を取りまとめてくださっているところ、変更のご連絡となり、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
費用の扱いにつきましては、幹事さんの案内に従います。必要な対応がありましたら、お手数ですがご指示ください。 重ねてお詫び申し上げます。何卒よろしくお願いいたします。
(b)当日に急に連絡する場合の短文(電話・チャットなど)
当日の急な体調不良やトラブルで欠席する場合は、メールだと幹事が気づかないことがあります。案内に書かれた連絡先を確認し、電話やチャットツールなど、すぐに気づいてもらえる手段で連絡しましょう。
【幹事の氏名】さん、お疲れさまです。【氏名】です。本日予定の忘年会ですが、急な【体調不良/所用】のため、申し訳ありませんが欠席させてください。直前のご連絡となり、準備を進めてくださっている皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありません。費用の扱いは、お手数ですが教えてください。まずは取り急ぎ、ご連絡とお詫びまで。
費用を負担する意思を伝えたいときの差し替え文
キャンセル料などが発生する場合に、負担する意思を先に伝えるのがよいとする解説もあります。一方で、誰がどの費用を負担するかは、会やお店、社内の運用によって決まります。必ず申し出なければならないわけではありません。
申し出る場合は、上のメール(a)と短文(b)の費用の一文を、次の文に差し替えてください。
費用が発生する場合は、幹事さんの案内に従ってお支払いします。必要な手続きがありましたら、お知らせください。
金額や支払いの有無は、自分で決めたり、免除を前提にしたりせず、幹事の案内を確認しましょう。
変更の連絡で確認する3つのこと
- 連絡先と連絡手段:メールのほかに、当日はチャットや電話など、確実に届く手段が案内に書かれていないか確認しましょう。
- 費用の扱い:予約の内容によっては、欠席や変更のときの費用の扱いが決まっていることがあります。会やお店によって異なるため、自分で決めず、幹事の案内に従いましょう。負担する意思を伝えたい場合は、上の差し替え文が使えます。
- できるだけ早く連絡する:変更が分かった時点ですぐに連絡することが、幹事やお店の負担を減らすことにつながります。
新年会の欠席に使うときの差し替え
年明けに開かれる新年会の案内が届いた場合も、この記事の文例の骨組みを使えます。会の名前と、季節に関わる言葉を差し替えましょう。
| 項目 | 忘年会での表現 | 新年会での差し替え例 |
|---|---|---|
| 会の名称 | 忘年会 | 新年会 |
| 時期の言葉 | 年末でお忙しい中/ご多忙な年の瀬の折 | 新年早々お忙しい中/ご多忙な折 |
| 会への願い | 当日は皆様で楽しい会になりますよう | 当日は皆様にとって良い年の始まりの会になりますよう |
社内の幹事宛ての欠席メールを新年会で使う場合
- 「忘年会の開催案内をいただき」→「新年会の開催案内をいただき」
- 「年末でお忙しい中、幹事として」→「新年早々お忙しい中、幹事として」
- 「当日は皆様で楽しい会になりますよう」→「当日は皆様にとって良い年の始まりの会になりますよう」
全体を書き直さなくても、この3か所を差し替えれば自然な文面になります。
送る前に、案内メールで確認する5つのこと
返信を送る前に、手元の案内メールをもう一度見て、次の5つを確認しておきましょう。
| 確認すること | 確認する理由 |
|---|---|
| ① 回答期限と回答方法 | メール返信なのか、出欠フォームやチャットツールの機能を使うのか、案内の指定に従うため |
| ② 送信先の宛先 | 幹事個人や担当窓口宛てか。全員に届く返信になって、他の参加者に出欠が見えてしまわないか確かめるため |
| ③ 費用の扱い | 会費を先に集めるか、欠席や急な変更のときの扱いが案内に書かれているか確認するため |
| ④ 自分の返事が確定しているか | 確定していなければ「参加」「欠席」と言い切らず、未定として連絡し、確定を知らせる時期を伝えるため |
| ⑤ 参加後に変更する場合の連絡先 | 急な予定変更や体調不良のときに、直前でも連絡できる電話番号やチャット先が案内されているか知っておくため |
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